Gamer's Cocktail Club

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プラチナトロフィー獲得者によるゲームレビュー 26個目 【キングダムハーツ Birth by Sleep ファイナルミックス】

【KH BbS FM】のプラチナトロフィーを獲得したため、レビューします。

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この作品のオリジナル版は、2010年に【PSP】で発売された作品で、前作【KH2】のシークレットムービーの内容が解き明かされる続編ですが、作品内の時系列はこの時点で一番過去になります。

このFM版は2011年に【PSP】で発売されました。

2014年に【PS3】で、2017年に【PS4】にHDリマスターとして再販されました。

私は、【PSP】版を隅々まで遊び尽くした自信があるので、すぐに購入してプレイはしませんでしたが大好きなゲームなので結局購入してプレイしました。

因みにこのレビューは【PS3】版です。

さて、それでは早速レビューしていきましょう。

概要

タイトル:KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX

ジャンル:アクションRPG

発売日:【PS3】2014年10月2日 【PS4】2017年3月9日

コンセプト:「運命は必然」「進化した【KH】」

良かったポイント

1.ディズニーワールド

ナンバリングタイトルではないですが、シリーズ初のワールドも3つ登場します。

前作に比べてリスペクト不足、ボリューム不足感はありますが初のワールドもあるので、概ね良かったと評価できます。

ただ、もっとディズニーらしさを感じたいプレイヤーには満足のいく仕上がりとは言えないと思います。

2.ストーリー

ナンバリングタイトルではないですが、前作のシークレットムービーの続きということもあって、非常に濃密で、シリアスなストーリーが展開されます。

コンセプトにもあるように、シリーズの主人公【ソラ】達との関わりも、全ては必然だったと言わしめる描写がなされており、シリーズのストーリーを追いかけているファンにとっては重要な位置付けの作品だと感じた人も多いでしょう。

「絆」をテーマにした3人の主人公の物語は非常に完成度が高く心に響きます。

3.バトルシステム全般

コンセプトにもある「進化した【KH】」を感じられる、進化したデッキコマンドシステムで、同じデッキコマンドシステムでも【KH CoM】とは違って門戸も広く、とっつきにくさも無い。

それでいて、デッキ構成をする自由度は健在なので、自分好みの戦闘スタイルに合わせてデッキを作れる。

ただ、コマンドのレベル上げや、コマンド合成など、あれこれと考える必要もあるのでゲームに不慣れなプレイヤーは少し戸惑うかもしれないが、あまり深く考えないでもやるべきことは要はアビリティの習得と、まだ見ぬ技のコマンドを生み出すことなので自ずと解ってくる。

バトルを大きく盛り上げる、「スタイルチェンジ」システムは、爽快さと派手さを両立しただけでなく、発動の手軽さも併せ持ったシステムでこちらも評価したい。

本作の目玉とも言えるシステムの「シュートロック」は、強力な攻撃を単体または複数に行うもので、圧倒的な爽快感を味わえるシステムといえる。こちらも評価したい。

4.BGM

相変わらずのクオリティで物語やプレイを大きく盛り上げてくれます。

今作ではシリアスな展開となるストーリーに合わせて、儚げな曲が多いですが、どれもこれも美しい旋律で、物語に一気に引き込まれます。

また、ディズニーらしい曲もあり、全体で見るとしっかりとバランスの取られた楽曲構成にも驚かされます。

悪かったポイント

1.カメラワークとロックオン

オリジナルの【PSP】版をプレイした時も感じましたが、据え置き機になったことで、カメラワークの悪さがより目立つように感じました。

カメラの操作性は【PSP】よりボタンも増えて良くなっていますが、カメラがキャラクターに近い事がプレイ感覚の違いとして如実に感じます。

画面が大きいのに、見えている視野が狭く感じ、戦況を俯瞰・イメージし難くなっています。

そしてロックオンですが、明らかにキャラクター視点内の敵を優先してロックオンしないようになっています。狙った対象を一発でロックオンできないので非常にストレスを感じました。

2.ミニゲーム

シリーズお馴染みのミニゲームですが、今回は仕様に対しては声を大にして不満を言いたいです。

今作は、3キャラクターそれぞれにセーブデータがあるので、3キャラクターそれぞれでミニゲームをクリアしなければやり込み要素をコンプリートできないという仕様には苦行以外の何も感じませんでした。

特にミニゲームが嫌いな私にとっては、同じミニゲームを3回も特定のスコアを獲得してクリアするというのは本当に苦行でした。

リマスター化するにあたってここは改善しておいてほしかったです。

3.コマンドボード

ボードゲームを遊びながら、コマンドのレベルアップが出来るのですが、普通にゲームをしている方が経験値が稼げるため、ボードゲームを楽しみたい人以外はわざわざこれをプレイする意味がないです。

一応、このコマンドボードでしか手に入らないアビリティがありますが、そのためにわざわざコマンドボードをプレイするのは、ボードゲームを特に求めていない私のような人には喜ばれないと感じました。

4.存在が不明瞭となった Birth by Sleep Vol.2 

後に、【KH BbS 0.2 】が発売されますが、これがあのシークレットエピソードで示された Birth by Sleep Vol.2 の内容とはとても思えないくらいボリューム不足で残念でした。

個人的には、「企画書だけカッコイイプレゼンで見せられた」感じがして非常にモヤモヤした感情があります。

総評

9点(10点満点)

個人的にはストーリーがしっかりしていたので、かなり満足しています。

また、【KH】シリーズとして進化するというコンセプト通りバトルシステムというか、【キーブレード】の能力をフルに使ったバトルを感じさせる作りで楽しく遊べました。コマンドのレベルアップがかなり早く設定されているのでザコ敵を倒しまくるなどしてしまったり、でもストーリーも気になるから早く進めたかったりと嬉しい葛藤が味わえました。

シリーズを追いかけているプレイヤーには間違いなくおすすめできる作品ですが、逆にシリーズの最初にこれをプレイするのはオススメしません。

時系列的にシリーズの過去を描いていますが、それはストーリーを未来から見てきて居るからこそ味わえる今作の楽しみがありますので、そこはシリーズ順にプレイすることをオススメします。

感想

プラチナトロフィーを獲得するまでプレイした上で感じたのは、ミニゲームの仕様だけがもったいないと感じました。

悪かったポイントでも上げましたが、このゲームではやり込もうとしたときに3キャラクター分のデータでやり込む必要があり、ミニゲームのレコードもデータごとに独立しているため、同じミニゲームを3回も目標のレコードでクリアしなければならないという仕様になっています。

私はミニゲームが大嫌いなので、この仕様は本当に本当にどうにか改善してほしかったです。

ある意味本作最強の敵はミニゲームでした。

それ以外は完成度も高く、面白い作品です。特に主人公3人には思い入れが強かったので、今後のシリーズでの活躍に期待しています。


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