Gamer's Cocktail Club

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プラチナトロフィー獲得者によるゲームレビュー 33個目 【スカーレットネクサス】

【スカーレットネクサス】のプラチナトロフィーを獲得したため、レビューします。

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この作品は、2021年6月24日に【PS4】【PS5】【Xbox One】【Xbox Series X/S】で発売されました。

バンダイナムコエンタテインメントから発売された新規IPタイトルでした。

開発はバンダイナムコスタジオ以外にトーセも参加しています。

初めてPVを見たときに日本らしいアニメ調のキャラクター達がカッコよくアクションをしている姿に目を奪われました。かなり面白そうだと思ったので直ぐに購入を決めました。

さて、それでは早速レビューしていきましょう。

概要

タイトル:スカーレットネクサス

ジャンル:ブレインパンク・アクションRPG

発売日:2021年6月24日

コンセプト:

「赤い絆」
「異質な感じ」

良かったポイント

1.キャラクターデザイン

めちゃくちゃ良いです。日本人が好みそうなキャラクターデザインで皆それぞれ性格付けも良く、個性もありこのメンバーで3作品くらいゲームをやりたいと強く思いました。
特に男性主人公は聖人かと思うほど人間が出来上がっており、「甘ちゃん」として嫌われることもある性格ですが、個人的にはかなり好きなキャラクターです。
パーティメンバーは主人公も含めて10人ですが、多少の好き嫌いはあれど、10人とも良いキャラクターだと思っています。
誤解のないように言っておくと、実際に友だちになりたいとか、そういう意味で「良い、悪い」ではなく、フィクション作品の中でそれぞれ良い持ち味を持っているキャラクターだったなという意味合いです。

2.二転三転するストーリー

状況が目まぐるしく変化し、立ち位置も変わってくるスピーディーなストーリー展開で、素直に先が気になって楽しめました。
ただ、かなり唐突な変化や、突っ込みたい部分も多く、設定に粗さはあると思います。
そういう設定なりの粗さを許せない人や、立ち位置も変わってくるので目まぐるしい変化に追いつけない人はあまり面白いと感じないかもしれません。
実際、良い点として挙げましたが、説明不足で規模感が伝わらない世界観の設定や、キャラクターの行動への違和感などはかなり多く、考えるな感じろって感じです。
自分は超能力を手に入れたヒーローであり、アクションパートをやらせろと思うくらいの気持ちでストーリーを見ないと辛い部分はあると思います。

3.アクション

本作最大のファクターである超能力を駆使して戦うアクションはとてもかっこよく、爽快感もあり非常に面白いです。
カットシーン演出は好みが分かれそうなポイントもありますが、
個人的にはヒーローになれたようで、とにかく美男美女がかっこ良いアクションを決めるのは何度観ても飽きないタイプなので最高に楽しめました。
【ヴァルキリープロファイル】の【アリューゼ】の決め技、【ファイナリティブラスト】はスキップしたかったけど。。。(おい!)
また、パーティメンバーと共闘しているような感覚を味わえるSAS接続システムは、思いの外共闘している感覚を味わえ、最初に抱いていた印象よりもずっと面白いシステムでした。コンセプトの「絆」から生み出されたシステムだと思いますが、とにかく素晴らしい出来栄えで感動しました。
ギミック解除や敵の攻略にある超能力を必ず利用するという部分はありますが、あまりやらされている感じはなく素直に楽しめました。
特に敵の攻略では、レールが敷かれているであろう解に対して、「この超能力を組み合わせて、これをやりたかった」と思えるものが多く非常に良いバトルデザインだったと思います。
終盤のあるダンジョンでのギミック解除は少しくどいと思うことはありましたが、概ね良好なシステムだと思います。
2人,4人同時接続と増えていきますが、2人、3人、4人連携攻撃や、大技などもあればより共闘感もあり、盛り上がりを見せて面白かったのではないかと感じました。
その辺は次回作に期待したいですね。

悪かったポイント

1.絆エピソードのタイミングの違和感

パーティメンバーは10人で、それぞれの主人公パートで、5人、5人に分かれ、かつ敵対するタイミングが出てきます。
敵対しているのに、相手方のメンバーと絆エピソードが発生し、顔を突き合わせて会話をするというかなり違和感のある状態になります。
立場を気にしていたら会話もできないという感じのことを言って普通に会話を始めますが、「いやいや」と突っ込んでしまいました。
個人的には、敵対するタイミングを脱してから絆エピソードが始まる構成ではいけなかったのかという疑問がありました。

2.カメラやロックオン補正の違和感

カメラワークはかなり悪いというか、キャラクターのダッシュ慣性が気持ち悪い。
攻撃時も敵をロックオンしているのに、補正が弱くて狙いたい場所を攻撃してくれないです。
また、ロックオン切替の操作もワンボタンではないので手間です。

※アップデートにより、カメラやロックオンについても設定が追加され改善が図られています。

3.主人公選択制

これは、物語の見せ方として失敗し、更には長く遊ばせる工夫としても失敗していると思います。
まず、男性主人公側から始めると敵対してくる女性主人公たちに対して、ストレスを感じてしまうほどです。もともと仲間であったはずなのにいきなり敵対してきます。説明を求めても何も説明してこず、操られているのかと言わんばかりで、意思を持っているのかすら疑わしくてイライラしてきます。
プレイヤーには物語は神の視点で、操作キャラクターを切り替えて進み、物語の全貌が1周でプレイヤーに伝わるようにした方が良かったのではないかと思います。
更に、主人公として操作できるキャラクターですが、武器が違うだけで超能力は同じなので、飽きます。ぶっちゃけ2周目は収録されているストーリーをしっかりと追いかけたいためだけのプレイです。
楽しいはずの戦闘パートも作業感が強く、面白みを感じませんでした。多くのゲームをプレイしてきて特にストーリーを重視しているプレイヤーならプレイできると思いますが、多くのプレイヤーは2周目を遊ぶことなくこのゲームを終えると思います。
そうなると、ストーリーで消化不良なポイントを残したままなので、製作者もプレイヤーも損しかしていないかなり残念な仕様だと思います。

4.イベントシーンが紙芝居

イベントシーンはしっかりとCGで動いてほしかったです。
理由としては、キャラクターは魅力的で、バトルデザインである脳力という特殊攻撃も画面映えするのに、その良さが十二分に発揮されていないと思うからです。
声優さんの演技も素晴らしく、違和感を感じるキャラクターは居なかったので余計に動く映像で見たかったです。
「アニメ版を観れば?」という輩が出てきますが、私はゲームが好きで、アニメに興味無いから。観ません。
紙芝居イベントだとやはり没入感が大きく削がれるので、今作で一番残念に感じた部分でした。

5.デカールが微妙

違和感のある着せかえパーツばかりで、こっちに予算を使うくらいならイベントシーンをしっかり作ってほしかった。比較にならない予算が必要だろうけど。。。
ネタ衣装やパーツばかりで、違和感バリバリでシリアスな物語をぶっ壊しに来る感じが好みではなかったです。

総評

8点(10点満点)

悪い点ばかり書きましたが、想像していたよりはかなり楽しめました。
特にアクション部分の面白さは抜群で、能力を駆使したヒロイックアクションを手軽に体験できるのはとても良いゲームだったと思います。
もう少しという部分が多いのですが、そこは次回作に期待したいですね。
物語も舞台の広がりを見せており、今回のキャラクター達も、まだまだやることは多そうなので続編を作ってくれると嬉しいです。
続編でもパーティーキャラクターの既存メンバーは全員出して下さい。お願いします。

感想

プラチナトロフィーを獲得するまでプレイした上で感じたのは、登場キャラクターをどれだけ好きかが本作を楽しめる鍵になりそうだと感じました。
ゲームの攻略難易度は高くないことと、探索要素なども皆無なため、あまりやり込む幅はなく、ゲームプレイパートよりも絆エピソードの紙芝居イベントシーンを鑑賞するのがメインになります。
RPG好きで、細かい会話の変化やイベントを追いかけられる人は問題ないでしょうが、昨今ではゲームパート以外を楽しむプレイヤーは稀有な存在なので、多くのプレイヤーはそこまで遊ばないでしょう。
先にも述べましたが2周目は、そんなプレイヤーの私でも苦痛でしたから。
トロフィーとは無関係に、最強武器の入手や、レベルMAXまで上げるなどもありますが、それでもやり込み要素としてボリュームは少ないです。強敵が居るわけでもないし。。。
やはり、ストーリーをクリアしたら手放すプレイヤーが大半だと思うゲームです。
しかし、大化けする可能性を感じさせずにはいられないゲームで個人的には次回作に物凄く期待しています。
追加コンテンツのDLCも配信されているので、今度は【PS5】でプレイしたいと思います。
ヒロイックアクションよりもプレイヤースキルによってゲームを攻略するのが好きだったりする人には合わないと思います。
しかし、最先端オープンワールドゲームや自由度の高い海外産のゲームをプレイしていない、ライトゲーマーにはかなり楽しめる作品だと思いますので気になった人は手にとってプレイしてみてほしいです。

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