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プラチナトロフィー獲得者によるゲームレビュー 5個目 【FF15】

【FF15】のプラチナトロフィーを獲得したため、レビューします。

この作品は、2016年に【PS4】と【Xbox One】で発売された作品で、もともとは【FF13】の対をなす作品、【FF Versus 13】として開発がスタートしたものですが、途中でナンバリングタイトルに変更されました。

私は、長期にわたる開発で【FF Versus13】とは様変わりしている点が多くあると感じています。

前情報では、【FF Versus13】には大いに期待していましたが、【FF15】にタイトルを変更してからは、少し私の求めるベクトルから外れていっている印象を受けていましたが、私は【FF】を愛しているのですぐに購入してプレイしました。

さて、それでは早速レビューしていきましょう。

概要

タイトル:FINAL FANTASY 15

ジャンル:RPG

発売日:2016年11月29日

コンセプト:「仲間」「旅」「最も近く、最も心地よい」

 

良かったポイント

1.美麗グラフィック

グラフィックは流石にレベルが高く感動しました。

キャラクターだけでなく、背景も高レベルで描かれています。

昼夜や天候の変化もあり、どこを見ても高レベルのグラフィックが楽しめます。

バトル時のエフェクトや、魔法に召喚獣も申し分ない迫力と美麗グラフィックで表現されています。

 

2.BGM

耳に残るという点では、やはり最高のBGMが揃っていると言えるでしょう。

イベントシーンで流れる多くのBGMは感動します。

バトルBGMもカッコ良さがあり、何度も聴きたくなります。

ダンジョンBGMは、不気味さや恐怖感を演出するような作りになっており、ゲームに非常にマッチしていると言えます。

更に、車の運転中に【FF】シリーズ過去作品のBGMが聴ける点もかなり高ポイントです。

 

3.仲間と旅をしている感じが味わえる

車での移動、キャンプ、写真撮影、移動時の掛け合いなどはリアリティがあり、仲の良い友達と遠出して遊んでいる気分は味わえます。

ただ、このゲームには合わなかったと思いますが、それでもそういった感じを演出できている点は評価できます。

ゲームのストーリー進行を考えなければそれなりに楽しめるものではありました。

 

悪かったポイント

1.ストーリー

ボリューム不足、描写不足、説明不足、全てにおいて「不足」という言葉がつきまといます。

ボリュームに関しては、プレイ時間で考えて、オープンワールドゲームとして移動時間を差っ引いたらありえないほど短いですし、後半のゲームデザインでオープンワールドが崩壊してからは、章ごとの間隔が更に短くなり、気がついたら終わっているようなレベルです。

描写不足に関しては、主人公たちの立場、サブキャラクターとの関係性、それらの説明が圧倒的に不足しており、プレイヤーにはそれが伝わらないので、感情移入が出来ずにストーリーに入り込めません。

終始、背景説明が不足した状態でストーリーが進行しますので、【FF13】と同様に理解追いつきません。

更に今作では、映画やアニメをゲーム発売前にメディアミックス展開しているのですが、それを見ている前提で話が進みますから、ゲームが初見の人に説明がないので、余計に情報が不足します。

また、キャラクターの心情が全く理解できないほどに説明不足が目立ちます。

ヒロインの【ルナフレーナ】は運命を受け入れているようですが、それが何故か全く分かりません。

敵国の将軍【レイヴス】も、本心から【ルシス王国】を恨んで帝国側についているのか、本当は【ノクティス】に王の剣を届けたいと思っていたのか、やることに一貫性がなくて意味不明です。

終いには、【ノクト】が10年をクリスタルの中で過ごし使命を果たすと決断したようですが、理由は不明です。正直、自分が背負った運命だから嫌だけど従いますって感じにしか受け取れません。そうだとしたら、なおさら評価が下がりますけどね。

というか、この10年という時間がいきなり飛ぶのも意味不明過ぎてついていけません。「過酷過ぎる10年だった」と生き残っているキャラクターが言いますが、「そうなの?」って感じです。

考えすぎかもしれませんが、【FF Verss13】発表から楽しみに10年近く待ったプレイヤーに対する嫌がらせかと思いましたよ。

これら以外にも様々な「不足」が目立ちます。

敵キャラクターの幹部・大ボスと思しきメンツともほとんど戦闘がありません。

主人公の力の核にもなる、歴代王の力もすっ飛ばしてもストーリーが進行します。

 

2.オープンワールドとしての出来栄え

自由度が低い

「オープンワールド」と言っているのに、泳ぐことも出来ませんし、見えない壁も多く、見えているのにすぐに行けないというのは非常にストレスが貯まります。

車で移動する場合、道路を走ることしか出来ないのもマイナスポイントです。

※現在はバージョンアップによって道路以外も走れます。

 

ファストトラベルの仕様

一度訪れた場所に瞬間移動できるシステムで、オープンワールドゲームではマップが広いのでスタンダードなシステムですが、この仕様が謎です。

車に乗らないとファストトラベル出来ません。なので車を停車させた場所にいちいち移動してからでないといけないのです。

更に意味不明なのが、車までファストトラベルできる点です。だったら最初から目的地にファストトラベルさせろと言いたいです。

 

3.ゲーム全体のボリューム

悪かったポイントの1でも触れましたが、こちらも「不足」が目立ちます。

アビリティ、魔法、技の種類不足、ダンジョンや敵の種類不足、やり込み要素の不足

【FF】の名を冠するには、ゲーム全体のボリュームが不足していると感じました。

私はプラチナトロフィー獲得だけでなく、隠しダンジョンの【プティウォス遺跡】も攻略しましたが、物足りなさを感じます。

 

4.複雑なバトルシステム

複雑なルールやコツなどを掴んで、慣れるまでが非常に面白みが伝わりにくいと感じました。バトルシステム自体は不満点もありますが面白く仕上がっていると思います。

このゲームは難易度は別に高くはないですが、システムのルールやコツが分かりづらいです。

HPが0になって戦闘不能にならないというシステムがあります。一定時間以内なら回復アイテムで回復できるというものですが、復活しても最大HPが減っているという状況になっています。

更に、敵の中にHPバーが紫で表示される特殊な敵(ゲーム中では【シ骸】と呼ばれる敵)が居ます。この敵の攻撃では最大HPが減少するのですが、この辺りに気づかないとジリ貧で戦うことになります。

また、このゲームで特殊なのが、大型のボス級モンスターよりも数多くのザコ敵の方が厄介です。

範囲攻撃魔法を予め用意しておけば、瞬殺できる雑魚ですがそれがないと、こっちがやられるなんてことが当たり前のようにあります。

この辺も気づかないと、何も出来ずに雑魚に倒されるだけの状況に陥ってしまいます。

後は、【ダメージシフト】も初見では分かりにくいと思います。

ぶっちゃけ、このシステムがゲームに搭載されていることも知らないでクリアした人もいるのではないかと思っています。

他にも、リンクアタックのパリィリンクやバックアタックリンクの発動条件の複雑さもゲームプレイ経験が浅いと掴むまでに時間がかかる印象があります。

私はこの辺はもう少し丁寧にわかりやすくデザインできなかったのかと思うので悪いポイントとしました。

【FF15】で高評価を得ていることも多いアクション面ですが、恐らくゲームセンスの高い人達の評価だと思われます。

慣れてくると戦闘に関しては面白いです。

 

5.度重なるアップデート

非常に鬱陶しいです。通常アップデートによるゲーム体験の強化は歓迎すべきですが、もともとゲーム全体のボリュームが圧倒的に不足しており、「最初からやっておけ」と言わざるを得ないです。

アップデートに関しては、全体的に高評価ですが、それは当然でしょう。

そもそも、プレイしている人が【FF15】を面白かったと感じて続けている人が大部分なのですから。

 

総評

2点(10点満点)

正直良かった点を探すのが難しい程でした。

「旅」に関しても、私はツアーなどではなく、男だけでレンタカーを借りて遠くに遊びに行ったことがありますが、気の合う友達との遠出の遊びですからテンションも上がりますし、ゲーム中での車での移動、キャンプなども含め、キャラクター同士の掛け合いに関してはリアリティがあり、一定の理解は出来ますが、それを祖国が戦争で窮地に立たされている状況で、しかも次期国王とその親衛隊がそれをやるかと思います。

コンセプトと世界観設定が大きく乖離していると感じました。

いっそ、【FF Versus13】の設定やデザインを完全に無かった事にして作成していたほうが良かったのではと思います。

 

感想

プラチナトロフィーを獲得するまでプレイした上で感じたのは、やればやるほど、「【FF】病」が悪化します。

「【FF】病」とは、本作のディレクター曰く、「自分の【FF】観でしか物事を考えられなくなってしまった人達のこと」だそうです。

【FF】って常にゲーム業界でも挑戦というか、パイオニア的なことをしてきた歴史があるとは思っていますし、新しいことに挑戦したとしても、【FF】にはやっぱりそれなりのクオリティが必要だと思うことも、私個人の【FF】観なのでいけないのでしょうね。

私は病気なので、やればやるほど「もっと、こうだったらな。」とか「こうした方が良かったんじゃないかな?」とか思うことが多いゲームなので、症状が悪化します。

どこかのレビューで「【FF】としてみなければ面白い」みたいなことを見たことがあるけど、このゲームのタイトルは【FF15】なんですよ?

「チョコパン」って書いてあるから買ったけど、全然チョコの味がしなくて残念だと思っていたら、「チョコパンと思わなければ美味しい」と言われているのと同じです。

ストーリーは酷いを通り越しているので、そこに期待している人は購入を控えたほうが良いと思います。

それでも普段ゲームをプレイしない方には、「オープンワールド」というものを体験する分の最低限の要素はあると思います。

初めて「オープンワールド」に触れる入門としてなら良いと思います。自由度がないのが逆にプラスに働き、「オープンワールド」初心者の頃は多くの人が体感したであろう、「何やっていいか分からない」なんてことは起きにくいはずですから。

【FF】病ではない人は問題ないらしいので、【FF】病ではなく興味が湧いた方は、購入してみてはいかがでしょうか?

今では、度重なるアップデートを繰り返した結晶とも言える、「ロイヤルエディション」がオススメです。

 

「【FF】病」について発言の前後も含めて知りたい方はこちらをお読み下さい。

www.4gamer.net

 

私がこのゲームに求めていたもの

・面白いと感じられるストーリー

・爽快なバトルシステム

・広大な世界を巡る冒険

・美麗グラフィック

・良質なBGM

・やり込み要素全般

 

このゲームで返ってきたかどうか

・面白いと感じられるストーリー

まったくもって返ってきていません。全編を通してこの部分は良いなと思う箇所すらなかったです。

・爽快なバトルシステム

爽快とまではいかないですが、アクションゲームとして一定のシステムは一応揃っていると思います。

それでも不足を感じることも事実なので満足はしていません。

・広大な世界を巡る冒険

オープンワールドなのに、こちらも返ってきていません。

世界中を旅するゲームを求めていただけにほぼ自国領しか冒険できなかったので満足していません。

・美麗グラフィック

こちらは流石の一言です。

ダンジョンは暗めの場所が多く、もう少しファンタジー寄り、神秘的なロケーションがあれば良かったですが、現状でも概ね満足しています。

・良質なBGM

こちらは流石の一言です。

サウンドトラックは必聴の価値ある曲が多くオススメです。

また、ドライブ中に【FF】シリーズ過去作品のBGMが聞けるのは高ポイントです。

・やり込み要素全般

やり込み要素も量よりも質が不足しているように感じました。

釣り、モブ狩りも質と量のどちらにも満足しませんでした。

隠しダンジョン【プティウォス遺跡】のコンセプトやセールスポイントをかなぐり捨てた設計も、あまり面白いと感じなかったです。

 


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